ワークパンツまとめ

ワークパンツ

名前の通り、仕事時や作業時に着用されたパンツのことで、様々な種類がある


カーゴパンツ(ジャングルファティーグパンツ)
貨物船に従事する労働者のために開発されたワークパンツ。1940年代にアメリカ軍に支給されたためミリタリーパンツとしても人気が高い。

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・チノパン(チノパンツ
元は軍物パンツ。チノパンツに使われるチノクロスは機織りの丈夫な生地。ディッキーズ874が代表例。

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ジーンズ
鉱夫のために19世紀半ばに開発されたワークパンツの一種。 Levi’s501が代表例。
Levi’s501
1873年に原型が登場したが、現在では「オリジナル」や「ビンテージクローニング」など様々な種類があり、ディティールや品質に差がある。

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・シェフパンツ(コックパンツ)
その名の通りシェフが履いていた作業用パンツをモチーフにしたパンツ。
厨房で動きやすいよう太めのシルエットを採用しているのが特徴で、ウエストにシャーリングゴムやドローコードを配したものが多く存在する。

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・ペインターパンツ
スパナポケットやハンマーループがあるのが特徴。その名前からペンキ職人のためのパンツだと思われがちだが、その形を見るに大工(カーペンター)のために作られたという説が有力。1920年代にはすでに登場していた。ペインターパンツの定番カラーは白色で、1970年代頃にはその白のペインターパンツをペンキで汚してどれだけオリジナリティーを出せるかというファッションステイトメントが生まれたほど。Carhattの定番アイテムである。

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・ベイカーパンツ(ファティーグパンツ)
大きなパッチポケット(ベイカーポケット)がついているのが最大の特徴であり、パン職人、すなわちベイカーが作業着として利用していたワークパンツである。フロントのポケットのみならずバックポケットにもパッチ式を採用しているのは、修繕しやすくするためや、大量生産に向いているためだと言われている。バイカーパンツと言えばGUNG HOがあまりにも有名。

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・ダブルニーパンツ
ペインターパンツの派生として誕生したワークパンツ。膝をつけて作業する労働者たちに向けて膝部分に生地を重ねたデザインを採用している。

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・ブッシュパンツ
ペインターパンツのようなL型の大きなポケットに、フラップボタンポケットを装備したデザインが特徴的なワークパンツ。ブッシュは藪を意味し、猟師のような藪をかき分けて進む厳しい環境で作業を行うために作られたため、デニムやコーデュロイのような厚手の生地が用いられる。

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出典
https://otokomaeken.com/masterpiece/196599/2